ブログ執筆アプリを用意した
コーディングエージェントに頼んでこのブログ執筆用のアプリを作りました。
このブログは Astro で作成されており GitHub に push するとビルドされて Cloudflare Pages にデプロイされる仕組みが出来上がっていました。 記事を書く場合は VSCode で markdown ファイルを作成して記事を書いてコミットしてプッシュするだけで公開できており、専用のクライアントはなくても十分ブログの更新はできました。
しかし、 VSCode でmarkdown の日本語の文章書くのは微妙にやりにくいなと思う点がありました。
例えば、画像とかを ![]() で入れた場合などに本文にはプレビューされず、別タブでプレビュー用の画面を開く必要があります。
これが Obsidian とかの普段使っている markdown エディタのようにエディタにインラインで画像表示されてくれると便利だなあという思いがあり。
他にも VSCode だと、ツリービューに Astro のコードとかも散らばっていて微妙に記事の執筆専用のクライアントではないので気が散るような部分もありました。
ということで、 Electron でブログ執筆用クライアントを Claude Code さんに作っていただきました。 クライアントの CSS などはブログの CSS と同じスタイルにしています。
クライアントのスクショはこんな感じです:

いくつかこだわりポイントもあって、まずはスクラッチパッドがあります。 これは記事とは別に何かメモを書いておくところです。 今後こういう記事を書こうかな、というメモ書きを雑に書いておける場所になっています。
次に、記事の「執筆完了」という状態を作ったことです。 執筆完了としてから3日経たないとこのクライアント上から記事を公開できないようにしています。 執筆完了してそのままテンション上がったまま公開して後悔することも多いので、頭冷やして見直してから投稿することを強制するように、執筆完了とマークしてから記事公開まで3日必要にしています。

最後に、これはサーバークライアント形式になっており Electron 以外にもブラウザからこの執筆環境にアクセスできるようにしたことです。 自宅のミニ PC 上でサーバーを立てており、 tailscale の VPN で接続することで出先からもスマホで執筆などもできるようになっています。 ちゃんとレスポンシブデザインでスマホでも扱えるようにしてもらいました。

(微妙にボタンの中に文字が収まっておらず改行されてますが……)
こういう、雑アプリみたいなものをサクッと作ってもらえるようになったのは、 AI コーディングの便利なところですよね。 本当に良い時代になったものです。
コーディング AI 以前であっても、別に私はプログラムを書けるので同じようなクライアントと作ろうと思えばできていたはずですが、まあ地味に時間がかかっていたはずですし、そこまで時間をかける価値もないかなということで VSCode での執筆を続けていたでしょう。 VSCode からのちょっとした味変のためにクライアントを作るというにはちょっと重たいタスクだったはずですからね。
それが今となっては、このクライアントについては私はソースコードの中身をもう一切確認していません。 このくらいの雑に小さいアプリなら、コードを読めなくても知らなくても AI に頼めば作ってもらえるようになったのですから、素晴らしい時代です。
コンピュータというのは別に Excel あるいはその他の既製品のアプリを購入して使うためにあるのではなく、もっと自由に自分のタスクに合わせてコンピュータを人々が使いこなせる時代が来れば良いなあとは思っていたのですが、そういう時代が到来しつつありますね。 プログラマしかできなかったプログラミングできないと作れなかったアプリケーションが好きに作れるようになったし、なんだったらプログラマも時間かかったり面倒で作らなかったような雑アプリを作れるようになったというのは本当に良い。 AI のおかげでどんどんユーザーごとの課題に合わせたアプリを作れる時代になったのはコンピュータの可能性がようやく人々の手に届くようになったようで大変嬉しくあります。
もちろん、そこにも色々課題は生まれるでしょうし、作り捨てのアプリを作って保守が大変とか色々出てくる気はしますが、少なくとも今までとはフェーズが違います。 一般の人がアプリをどんどん作れるようになって、その上でどうしていくかということを考える時代になっていくと面白いですね。
今後はプログラマではない一般の人でも最低限のリテラシとしてのコンピュータを知るのは意味があるかもしれません。 データをサーバーに持つのかローカルに持つのかとか、そもそもサーバークライアントみたいな仕組みがあるんだとか、そのくらいのことをリテラシーで知っていると AI に作ってもらいたいものをより適切に言語化できるようになると思います。 そういう、自分の手でプログラムを書くレベルのレイヤーではなく、概念としてサーバークライアント方式を知っている、みたいなレベルでの知識があるかどうかが未来においては重要になってくるのかもしれません。 そのうち未来の学校とかでは、そういうレイヤーの一般教養としてのレベルのコンピュータについて学ぶカリキュラムとかができたりするかもしれませんね。 あとは、課題をちゃんと言語化して AI に伝える必要もあるので、自分の課題を言語化する技術とかも身につけると良いスキルになるかもしれません。 そういうレベルのスキルさえあれば自分の欲しいアプリは作ってもらえる時代になったというのは、本当に良いことだと思うし嬉しいわね。
コンピュータでプログラムを書いて自分でコンピュータを使役できた人間からすると、そういうことができないプログラムを書けない人がコンピュータを使うのがとても窮屈そうで、コンピュータの最大の旨味を味わえていないように感じていたので、これでより多くの人がコンピュータの旨味を味わえるのだなあと思うと、ただただ嬉しい。