春告げ抹茶ホイップ

お金を使いすぎるのが得意な話

貧乏性と貧乏が別であるように、お金持ちとお金を使うのが得意であることは別なようである。私は全くお金持ちではなく貯金などもほとんどないのだが、しかし謎にお金を浪費するのが得意で困っている。

私はどうも貧乏性と真逆のマインドセットをなぜか持ってしまっているようである。 以下にそのマインドセットが発揮される例を挙げてみよう。


例えば食べ放題のお店に行ったとき、お金を払ったのだから元を取らなければと思って食べまくる人がいると思う。 特に私の両親は元を取らねばという思想を持っていたようで、私が子供の頃に食べ放題に連れて行ってもらったときは「元を取らねば」と口にしていたため、子供だった私もたくさん食べて元を取ろうという気になったものである。 もしかしたら、子供の私に遠慮せずにたくさん食べてもらうための方便だったのかもしれないが。

しかし、私は大人になって以降、食べ放題に行くこと自体少ないが、食べ放題に行った場合に腹八分目とかもっと少なめで満足して食べすぎずに気分よく終えることができるようになってしまった。 食べすぎるとまあそのあとで気分が悪くなるものである。 金払って気分悪くなるのも馬鹿らしいし、お金を払った上で少量食べて終わりにするのでも別に何ら気にならなくなってしまった。


別の貧乏性と真逆マインドの例で言うと、直近で GPU を購入した。 GPU として NVIDIA の RTX 5070Ti を購入した。 これはまあ安くない買い物である。

しかし、買っておいて別にその後あまりその GPU を駆使するゲームをたくさん遊んだりしていないのである。 なんだったら GPU は文鎮として PC に刺さっているだけになりつつある。 しかし、高い GPU を買ったのだからちゃんとハイエンドなゲームをやらなければ、みたいな思考に陥ることはなく、GPU が一切使われずに遊んでいても気にせずにいられるのである。 かなり高い買い物だったのに何ということだ。


その GPU を使うべく購入したゲームは一応ある。

カプコンのプラグマタがパストレーシングを使ったライティングを行っているとかで、グラフィックプログラミングに興味ある私としては気になったのでフルプライスで購入した。

そして、プラグマタを 1 時間ちょっと遊んだら満足をしてしまってそれ以降遊んでいない。 グラフィックスのライティングのパストレーシングモードが綺麗だなあ、というのを確認しそれで満足してそれで終わりである。 フルプライスのゲームを買ったのに、それを遊び尽くすことなく、それどころかほんのちょっと触っただけで満足してしまっているのである。

貧乏性だったら考えられない話である。 フルプライスでゲームを買ってしまったら、そのゲームをしゃぶり尽くすように遊んだほうが良いと思うのだが、どうも私は満足したらそれで良しとしてしまうらしい。


さらに言えば、実は私はフルプライス払ってプラグマタを買う必要がなかったようなのである。 この RTX 5070Ti を買った時期は、期間限定で NVIDIA のキャンペーンで RTX 50 系の GPU やそれを積んだ PC を買った人はプラグマタがもらえるコードをもらえるキャンペーンをやっていた。

キャンペーンをやっていたことに気がついたのが購入した後だったので、普通にフルプライスを払って購入してしまったわけだが、本来は必要ない出費だったのである。

これについて貧乏性の人であれば死ぬほど悔しいことだろう。 しかしなぜか私は別に悔しく感じていないのである。 なんだったら、素晴らしいゲームを作ってくれたのだから、それに自分で対価を払えたという満足感すらある。 一体どこの富豪の目線なのであろうか? しかし実態として私はほとんど貯金のない人間であり、富豪ではないのである。


毎月、月末のクレカ支払いが近づいてきてクレカの明細を見てその金額に驚くというのをやっている。 どのくらい今月使っているかをあまり把握しないまま、買いたいものを買ったりしているのがよくない気がしてきた。

そこで、クレカを使ったその使用量を常に PC 上に表示するためのアプリを AI で作ってもらった。 Claude Fable の無駄遣いである。

これを見るとお金をいつ使ったかがおおよそわかるので、これを見ていればクレカの使い過ぎを抑えられるだろうと思っていたが、あんまり抑えられていないので困っている。

このアプリはクレカ会社からクレカを使ったときにお知らせメールを届くように設定しておいて、そのメールをラベルで分類するようにして、ラベルのついたメールをパースして月ごとに積み上げて表示しているだけである。 銀行やクレカの利用状況などを調べる API があればよいのだが、金融系でそういう自由に使える API を提供してくれているところはあまり無いようだ。 メールのお知らせ経由で金額は知ることができるので一旦これで良しとしている。 支払ったもののキャンセルしたとか、そういうのは正しく扱えないので、完全に信頼性のある金額ではないが、用途が適当にグラフを表示して使いすぎていないかを見るだけなので問題はないだろう。

今月のグラフは、月初に ChatGPT Pro と Claude Code の Max の 5x プランが積み重なっている。 Claude Code の Fable を使ってこのアプリを作ったのだが、そもそも Claude Code がクレカ使用量にそれなりの影響を与えているのは本末転倒感がある。

さらに、余計な買い物を 8 月 3 日あたりに大量にしていることが見て取れる。

今月だけではなく過去の月の使用量なども見ると、Amazon での余計な買い物が大量に目につくことがわかった。 その買い物の内訳は、Kindle の積読を増やしているだけである。

家の本棚がいっぱいになって以降、本の購入は電子書籍があればそちらをメインにしている。 本当は紙の本が良いのだが、もはやスペースがないので仕方ない。 そして、Kindle で何か本を買いたいなと思ったときに、しょっちゅう Kindle のポイントアップキャンペーンが開催されているのである。

Kindle の本をまとめ買いすると期間限定ポイントが付くというキャンペーンが開催されていることが多い。 ちょうどこの記事を書いているときもキャンペーンが行われている。 このキャンペーンは 4 冊以上まとめ買いすると追加でポイントが貰え、さらに 12 冊以上まとめ買いをするとかなり大きめのポイントが付くのである。

そのため、今欲しいなと思っていた本だけでなく、ちょっと前から気になっていた本などをまとめて買うモチベが発生する。 その結果、決して読まれることのない本が大量に買われることになる。 何か一冊本が欲しくなるたびに、1000 円とか場合によっては数千円の本を 12 冊以上買っているのだから、まあそれはクレカ明細を見たときに驚く金額になっているのも無理はない。

そして問題は、こうやって買った Kindle 本を特に読んでいないことである。 完全に積読である。 Kindle は買うのだけど読む習慣がついていない。 困った話である。


ひとまず、このアプリを作って Kindle の本を買いすぎていることがわかったので、購入を控えるようにしていって後で読みたいなという本はリストに入れるだけにするようにしている。 しかし、それでもそれ以外に色々細々と使っており思ったよりクレカの使用額は溜まっていくものである。

もっと貧乏性にお金を使うことにケチくさくなれればよいのだが、なぜか私にはお金がたくさんあるわけでもないのに貧乏性と真逆マインドが備わっているのである。 今は収入がかろうじて追いついているのでなんとかなっているが、今後プログラマが AI に代替されて職を失ったりしたら貯金もなくて大変なことになりそうである。 困った話である。 どうしようね。

とりあえず今回作った謎アプリを PC の画面に常に表示しておくことで、なんとかお金遣いについて気をつけられるようになったら良いなあと願っていますが、果たして。。。